満腹感と満足感
満腹=栄養的に十分満ち足りている
とは限りません。
脳は以下のようなサインによって
「満腹感」を感じます。
①血糖値の上昇
②ホルモン
③胃のふくらみ
この中でも特に①の血糖値が
満腹感と大きく関係しています。
ケーキを食べた時、
たった1個でも満腹になりませんか?
子どもが食事の前にお菓子を食べると
夜ごはんが食べられなくなる
というのはよく聞く話だと思います。
しかし、ケーキだけで満腹になっても
栄養面はどうでしょう?
満腹でも栄養的に満たされないと、
脳が栄養的に満たそうとして
すぐにまた何か食べたくなります。
お腹は満腹でも、
脳は満足してないのです。
これがつい食べ過ぎてしまう
原因のひとつです。
重要なのは満腹感ではなく
満足感!!!
仮に栄養的に満たされていなくても
満足感が満たされる、つまり、
食べすぎにつながりにくい
食事法をご紹介します!
①量よりもバランス
満足感の基本は栄養バランスです!
いくら量的にたっぷり食べても、
バランスの悪い食事では
なかなか満足感を得られません。
そうなると食べても食べても
まだ食べたい!となってしまいます。
②ゆっくりと時間をかけて食べる
いくら栄養的に整っている食事でも、
流し込むようなスピードで
食べ終えてしまっては
満足感は得られません。
忙しい時でもできるだけ
時間をかけてゆっくりと
味わうようにしましょう。
ゆっくりと食べることで
血糖値は徐々に上昇します。
すると、満腹感が生じて
食べ過ぎの防止にもつながります。
③いつも一人で食べない
食事内容も重要ですが、
食べる環境も満足感に影響を与えます。
1人で食べるよりも
みんなで食べたほうが
にぎやかで楽しいですよね?
もちろん毎回とは言いませんし、
1人で食べるのも全然悪くありません。
でもここで、
あなたが「満足した食事」
を思い出してみてください。
そこにはきっとだれかがいたはずです。
④主食に変化を持たせる
日本の食事には
「主食」という概念があります。
ご飯・パン・麺類のことですね。
一日三食の主食を、
朝はパン・昼は麺・夜はご飯
というように変化を持たせることで、
飽きることなく満足感につながります。
⑤器に盛りつける
面倒だからといって
ついス-パーやコンビニの袋から
出したまま食べていませんか?
たまにはそれを
器に移して食べてみましょう!
飲み物も、ペットボトルから
そのまま飲むのではなく、
グラスに移してみましょう!
それだけで、
空腹を満たすだけではなく、
「食事をした」という気持ちになります。
たしかに、後片づけは面倒です。
しかし、
食事を整えたり片づけたりという
「食行為」も満足感に影響を与える
といわれています。
以上、5つの食事法をご紹介しました。
全部なんて無理!
そういう方は、この中でも特に重要な
①と②だけでも意識してみてください。