負のスパイラル

食べたくない

 

その気持ち、ものすごくわかります。

 

だって私も食べたくなかったから。

  

いや、本当は、

食べたくないんじゃなくて

 

食べちゃダメ

 

そうやって

自分に言い聞かせていただけ。

 

食べたら太る

痩せていなきゃいけない

 

 

食べたくなかったり

食べられなくなる原因は

さまざまです。

 

ダイエットで意識的に

食べる量を減らすこともあれば、

ストレスなどから自然と

食べられなくなることも。

 

しかし原因は何であれ、

食べない・食べられない

ことには変わりありません。

 

今回は、原因に対してではなく、

食べない・食べられないことによる

体の変化についてお話しします!

 

 

 

食べなければ痩せる

 

これはもう言うまでもありません。

 

摂取カロリー<消費カロリー

 

となれば自然と体重は減っていきいます。

 

しかし摂取カロリーが極端に少なくなると、

残念なことに

基礎代謝も下がります。

 

 

まずはここで、

基礎代謝についてお話しします。

 

基礎代謝とは、

私たちが生命維持のために消費される

必要最小限のエネルギー代謝

のことをいいます。

 

体を動かすことでエネルギーは消費される

と思っている人も多いかもしれませんが、

何もせずじっとしている時でも

エネルギーを消費しています。

 

生きるということ、

つまり、

 

心臓を動かす

呼吸をする

体温を維持する

 

こういった生命活動の維持にも

エネルギーは消費されています。

 

基礎代謝とは要するに、

何もせず1日ぼーっと過ごすだけでも、

消費するエネルギーのことです。

 

 

 

基礎代謝について分かったところで

本題に戻ります!

 

食事を摂らない、極端に減らす

 

つまり、

摂取カロリーが基礎代謝以下になると

どうなるか。

 

体はエネルギー不足

起こします。

 

生命活動の維持に必要なエネルギーが

入ってこない。

 

そうすると体は、

カロリー不足の状態でも生きていけるよう

省エネ体質に変化します。

 

この省エネ体質こそが基礎代謝の低下です。

 

また、体は次いつエネルギーが

入ってくるかわからないため、

少しの食事でもエネルギーを使わずに、

脂肪として溜め込もうとします。 

 

つまり、

少し食べただけでも太りやすい体

になってしまうのです

 

それだけではありません。

 

本来体はエネルギーが不足すると

蓄えてある脂肪を燃焼して

エネルギーに変換します。

 

しかし、燃焼する脂肪が減ると、

今度は筋肉を分解し始めます。

 

筋肉はエネルギーを消費して体を動かす

いわゆるエンジンのようなもので、

このエンジンが大きければ大きいほど

消費するエネルギーも増えていきます。

 

 

なのにその筋肉が減ってしまうと・・・

 

もうわかりますよね、

 

基礎代謝が下がります。

 

つまり

“食べなきゃ痩せる”は

大間違い。

 

基礎代謝が下がって

脂肪が燃えにくい体

脂肪を蓄えやすい体

となってしまいます。

 

痩せたくて食事量を減らしたのに

痩せにくい体になってしまう、

 

負のスパイラル

なのです。

 

 

食事制限で摂取カロリーを減らしても

脂肪は燃焼されません。

 

体重が減っていたとしても、

実は脂肪を燃やしてくれるはずの

筋肉が減っていただけだったら?

 

本末転倒ですよね。

 

 

それでも食べないダイエットを

しようと思いますか?