本当の食欲
食べないダイエットはよくないと言われても
じゃあ何を食べたらいいの?
ってなりますよね。
結論から言ってしまえば、
あなたが食べたいもの、
食べられるもので大丈夫。
前回の記事でもお伝えしたように、
摂取カロリーが消費カロリーを
大幅に越えなければ、
太りません。
長いこと摂食障害でいると、
「お腹が空いたから食べる」
「これが食べたいから食べる」
という当たり前のことができなくなります。
それは、
「頭」で食べるようになってしまったから。
「これは〇〇カロリー」
「揚げ物は太るからダメ」
とか、
「お昼は12時に食べる」
「18時以降は食べちゃダメ」
などというように、
自分の中でのルールがあり、
食べ物も太るか太らないかで選ぶ
ようになっています。
でもやっぱり、本当は、
食べたいものを、
食べたい時に、
食べたい分だけ食べる
本当の食欲のままに
食べることができたら。
これができたらどれだけ幸せか。
普通の人には理解しがたいことです。
「食べたいなら食べればいいじゃん」
それができたら苦労しないわ!って。
それができないから苦しいのに。
でも、もしできるようになれるなら?
ちょっとだけ頑張ってみようと
思いませんか?
本当の食欲を知る方法、
それは、
体の声を聞いて食べる
です!
体の声?そんなのどうやって聞くの?
って思ったかもしれません。
特に過食の時。
お腹いっぱい食べても満たされなくて、
次から次へと食べ物を口に運んでいませんか?
おなかが空いているわけでもないし、
食べたいから食べるわけでもない。
食べるというよりも、胃に詰め込む。
苦しいはずなのに、
そうしていないと落ち着かないんですよね。
そしてふと我に返った時に後悔する。
そうならないために!
食事を食べ終わった後、まだ何か食べたい時。
これからご紹介する3つのステップを
試してみてください!
STEP1
「本当にまだ食べたい?」と体に聞く
STEP2
もし「食べたい」という声が聞こえたら
あと少しだけゆっくりと味わって食べる
STEP3
それを食べ終わったらもう一度
「もっと食べたい?」と聞く
これを繰り返しをします。
大事なのはステップ2の
時間をかけてゆっくりと、
味わって食べること。
はじめのうちは体の声がわからなくて、
「食べたいって言ってる気がするから食べる」
という感覚でも全然かまいません。
いきなり体の声なんてわからないから。
でも、これを繰り返し行っていくうちに、
「本当はもうお腹いっぱいだな」
「自分が本当に食べたいものはこれじゃない」
という体の声がわかるようになっていきます。
そしたら、
「今日はこのくらいにしておこう」
「これは我慢して明日○○
(本当に食べたいもの)を買いに行こう」
と、その日の過食を
回避できるようになります。
地道だけど、これを積み重ねることで、
本当の食欲がわかるようになっていきます。
本当に食べたいものを我慢していると
ストレスとなり、どこかで爆発します。
その爆発というのが過食なのです。
って考えたら、
食べたいものを食べたい時に食べる
これならストレスも溜まりにくく、
過食という爆発も起こりにくい
と思いませんか?
摂食障害だとこれがとてつもなく
難しいことのように思うかもしれません。
たしかにちょっと練習は必要だし、
時間がかかるかもしれません。
でも、
必ずできるようになります。
摂食障害になる前のあなたは
できていたのだから。
ちょっとずつ、
その頃の感覚を取り戻していきましょう!