ストレスを溜めない

過食や過食嘔吐

下剤乱用は苦しいけど気持ちいい。

 

自傷行為に近いものなので、

苦しさを含めてとても中毒性があります。

 

しかしその代償は大きく

そして辞めた時のリターンもとても大きいです。

 

できることならゆっくりゆっくり、

それがなくても生きていけるように

なっていきましょう。

 

自己肯定ができない人ほど、

ストレスを溜めてしまいがちです。

 

たとえ体重が元に戻っても、

過食嘔吐や下剤を卒業するのには

とても時間がかかります。

 

なぜなら、自分の根っこにある問題を

解決できなくて生まれたモヤモヤを、

過食嘔吐で発散しているからです。

 

実際にわたし自身、

拒食で痩せの時期が2年弱に対して、

体重が戻ってからの過食・過食嘔吐の時期は

9年ほどになります。

 

過食嘔吐は毎日の楽しみ。

このままじゃダメだって、

頭の片隅ではわかってる。

けど、やめられない。

 

そしてそれがストレスとなって

また過食嘔吐、の繰り返し

 

摂食障害とお別れするには、

まずは身体を正常に戻すことが

スタートラインとなります。

 

心をケアする余裕が出てきたら、

症状をやめられるようにストレスを理解し、

うまく逃がすようチャレンジしていきましょう。

 

今回は心のケアの方法をご紹介します!

 

①お風呂

 

お風呂は身体が温まるだけでなく、

心もリラックスできます。

お気に入りの入浴剤を入れて

楽しむのもいいですね。

 

②片付け

 

掃除をすると、気持ちもスッキリします。

特にトイレを掃除すると、

せっかく掃除したのを汚したくない!

という気持ちから嘔吐の抑制にも繋がります。

 

③掃除・片付け

 

ものを捨てたり、服を整理したり、

部屋を片付けることも気分がスッキリするので

おすすめです。

 

④手を動かす

 

塗り絵やクロスワード、パズル、

自分の気持ちをノートに書くなど、

集中できる作業は時間が経つのも早いです。

 

クロスワードは懸賞も付いているので

やる気が出ますよ!

 

⑤美容系

 

ネイルやパック、マッサージなどは、

時間も潰せてストレスも軽減できます。

今はネットでネイルキットなども手軽に手に入るので、試してみてはいかがでしょうか?

 

⑥映画やドラマ

 

作品の世界に入り込むことができれば、

余計なことを考えずに過ごすことができます。

 

 

いかがでしたか?

わたしには趣味も特技もありませんが、

上記の方法は手軽にいつでも、

そして誰もが試せるものです。

 

もちろん自分に合った方法を見つけることがベストですが、何をしたらいいかわからない!

そんな時はぜひ参考にしていただければと思います。

 

楽しく時間を過ごせる方法は人それぞれです。

 

いろいろ試して、

摂食障害に費やす時間やお金を

減らしていきましょう!

 

 

歪んだボディイメージ

あなたの理想とする体型はどんなものですか?

 

なぜ、痩せた体型になりたいのでしょう?

みんなから褒められたいから?

自信をつけたいから?

 

痩せた身体を手に入れたら、

どんないいことがあると思いますか?

 

そもそもあなたはなぜ、

そんなに痩せにこだわるのでしょうか。

 

たった0.1kgの増減で一喜一憂したり、

何度も体重計に乗って体重を確認したり、

何度も鏡を見て体型を確認して、

それでも太っていると感じる。

 

そんな摂食障害の歪んだボディイメージも、

体重増加とともに徐々に

適切な考え方になっていきます。

 

ポイントは、

痩せたままでは

歪んだボディイメージは変えられない

ということ。

 

つまり、体重が増えるにつれて、

「ま、これくらい大丈夫か」と

受け入れられるようになっていきます。

 

体重が増えても、

「痩せていることよりも体型に縛られずに生活できる方が幸せ」と感じられるにつれ、

痩せへの執着がなくなっていきます。

 

痩せすぎていない自分を受け入れられると、

徐々に理想のボディイメージも緩んでいきます。

 

そういった意味でも、

「痩せたまま克服する」

というのは難しいのです。

 

今回は、

歪んだボディイメージから縛られない方法

をご紹介します!

 

①ボディイメージの歪みを強める環境から

背を向ける

 

ネットで痩せたモデルばかり見たり、

SNS摂食障害の方とばかり

仲良くしたりしていませんか?

 

人間は社会的な生き物なので、

環境に左右されやすい性質があります。

 

だからこそ、生活している中で

ダイエットや痩せている人の情報に触れる

時間をできるだけ減らすようにしましょう。

 

②体質の違いを理解する

 

当たり前のことですが、

体質は人それぞれ違います。

 

骨太の人もいれば、華奢な人もいます。

また、筋肉がつきやすい人もいれば、

そうでない人もいます。

 

つまり、一人一人の体質が異なるのと同じで、

適正体重も人によってさまざまです。

 

このことをきちんと理解し受け入れることで、

自分という存在を受け入れてあげましょう。

 

 

さて、摂食障害が治った状態を

あなたは具体的にイメージできますか?

 

「歪んだボディイメージ」は、

あなたが歪んでいるのではなくて、

世間が歪んでいるのです。

 

あなたはその世間の価値観に

振り回されてしまっただけなのです。

 

なので、

「歪んだボディイメージを正す」のではなく、

今持っているボディイメージを尊重

しましょう。

 

そして、どうすればそのボディイメージで

生きていけるのか。

 

あるいは、どこか無理があるのなら、

どうすれば無理なく生活できるのか。

 

無理に正そうとするのではなく、

あなたが無理なく生きやすい方法

探っていきましょう!

 

他人と比較しても仕方ありません。

 

ありのままの自分を受け入れ、

愛することができるようになることが

大切なのです。

過食スイッチ

どこにあるのかわからないし

いつオンになるのかもわからない。

 

過食スイッチが入るのが怖くて

何を食べたらいいかわからない。

 

これくらいなら大丈夫かな、

そう思って食べていたら気付いた時には

過食になっていて、

苦しくなって後悔する。

 

病院に行ったって、

摂食障害の苦しさなんて知らない先生と

数分話すだけで、解決策なんて見つからない。

 

では、そもそもなぜ、

過食スイッチがオンになってしまうのでしょう?

 

原因として、

栄養不足

精神的ストレス

 

この2つが大きく考えられます。

実際にわたしもそうでした。

 

もう少し詳しく見ていきましょう!

 

1つ目の「栄養不足」による過食は、

 

・ダイエットによる急激な食事量の減少

・断食に近い食事

・栄養が偏った食事

・栄養素が極端に少ない食事

 

上記は食事系のダイエットをしている

ほとんどの人が当てはまります。

 

しかし、

これらによる栄養不足が引き金となって

過食スイッチが入ってしまっている

かもしれません。

 

人間は、

「心臓を動かす」「血を身体中に巡らせる」

といった生命活動を維持するだけでも

多くのエネルギーを必要とします。

 

そんな中、急に栄養が絶たれてしまうと、

身体は生命の危機を感じます。

 

そして、結果的に脳に対して、

「もっと栄養を摂れ!」

と命令を送ります。

 

すると、これが引き金となって

過食をしてしまうという訳です。

 

そう、

過食してしまうのは

あなたが悪いのではありません。

脳が身体を守ろうとしている証拠なのです!

 

ダイエットのために食事量を減らしている

その行動が過食スイッチをオンにしてるなんて

本末転倒ですよね?

 

 

もう1つは「精神的ストレス」による過食。

 

ストレスを感じると

無性に何かを食べたくなることありませんか?

 

なぜならヒトは、

ストレスを抱えると防衛本能で

無意識にストレスを解消しようとします。

 

そして、食べることは、

1番手軽に満足感・幸福感を得られる手段

なのです。

 

つまりこれも①と同じで、

脳が心を守ろうとしている証拠なのです!

 

この精神的ストレスでの過食の厄介なのは、

過食でストレスを発散したことに対して

またストレスを感じてしまうこと。

 

ストレスを感じる

           ↓

食事でストレスを解消する

           ↓

食べてしまったことに罪悪感

           ↓

またストレスになり過食

 

この負のループから抜け出すためには、

過食しないことよりも、

吐かないで食べれたということ

のほうが重要です!

 

吐かないで食べることができたということは、それだけ自分を受け入れることができた

ということであり、

自信に繋がります。

 

食べだしたら止まらなくなるんじゃないか、

そう不安になると思います。

 

そこで試してみてほしいのが、

ワンプレートに盛り付ける

ということです!

 

ワンプレートに盛り付けることによって、

食べる量を自然に制限することができます。

 

また、食べた量を把握できるため、

もしかして食べ過ぎちゃってる・・・?

という不安から過食になるのを防ぐ

ことができます。

 

摂食障害では、

食べること自体がストレスになります。

 

先述したように、

ストレスは過食の原因になりやすいです。

 

なので、

ストレスを溜めないことはもちろん、

ストレスを感じにくくなるような工夫が大切

です!

 

例えば、

・可愛いお皿に盛り付ける

・ランチョンマットを敷く

・好きな人と一緒に食べる

など。

 

 

習慣化している過食嘔吐

急にやめることは不可能です。

 

たとえできたとしても、

必ずまたぶり返します

 

過食をやめたい!

という気持ちが少しでもあるのなら、

吐かずに食べることを少しずつでいいから

受け入れてあげることから始めましょう!

 

摂食障害と生理

女性が摂食障害になると、

無月経や生理不順が起こります。

 

それは低体重によるものだけではなく、

体重が回復してもホルモン剤を使わないと

月経が戻ってこないことも。

 

「生理なんてないほうが楽」

「子供は欲しくないから」

「生理になると気持ちも不安定になるから

なくてもいい」

 

わかります、でもこれらは大間違いです。

 

 

~無月経=更年期障害?~

 

「生理不順」「無月経」と聞くと

まだ聞こえはマシですが、

更年期障害」となると

ちょっとドキッとしませんか?

 

そうなのです、

生理がないことは「更年期障害なのです。

 

なので、危機感を持って対応しなければいけません。

 

では、実際にどんな影響があるのでしょう?

症状は更年期障害とほぼ同じです。

 

・ほてり(ホットフラッシュ)

骨粗しょう症

・心臓病、血管系の病気のリスク上昇

 

女性ホルモンには2種類ありますが、

そのうち片方だけの濃度が濃くなってしまいます。

 

ホルモンバランスの崩れにより、

上記以外にも様々な症状が出てきます。

 

例えば、体毛が濃くなる

肌荒れがひどくなるなど。

 

性欲の低下も現れることがあります

卵巣からの排卵がないので、

当然妊娠もできません

 

~治療方法~

摂食障害無月経は、

遺伝疾患などによるものではありません。

摂食障害によって引き起こされたものです。

 

そのため、

摂食障害を治療することにより

月経が再開します

 

じゃあ摂食障害を治せばいいじゃん!

・・・とは言っても簡単には治らないんですよね。

 

なので今回は、

摂食障害と月経の付き合い方

をご紹介します!

 

~月経との付き合い方~

生理が戻ってくると、

月経前症候群(PMS)といって、

心身に影響が出る場合があります。

 

摂食障害では特に

心のバランスも崩れやすいので大変です。

 

まずはどんな症状があるか知った上で

対処法を考えましょう!

 

PMSの症状には、

①身体的症状と、

②精神的症状があります。

 

①身体的症状

・肌荒れ、にきび

・疲れ、だるさ

・むくみ

・眠気

 

②精神的症状

・イライラしやすい

・情緒不安定

・不安や心配になる

・集中力がなくなる

 

残念ながら、

PMSの治療法は確立されていません。

 

しかし、漢方など、

効果があると言われているものもあります。

漢方は薬ではないので、

通販サイトから購入することもできます。

 

また、月経に伴う気分の変化を記録すると

傾向をつかむことができるので、

心持ちが穏やかになります。

 

要するに、

「この数日間だけ耐えれば大丈夫」

「いつものやつだ」と心構えができます。

 

自分の食欲の変化や気分の変化は

摂食障害ではなく生理に原因があるんだ!

と思えば少しは安心できませんか?

 

崩れたホルモンバランスは

簡単には戻ってきません。

 

でも、

摂食障害を治すことによって、

確実に良くなります。

 

綺麗になりたくて、

自信がほしくて、

そう願って始めたダイエットが

あなたからたくさんの大切なものを奪います。

 

でも大丈夫。

時間はかかるかもしれないけど、

必ず良くなります。

 

失ったものは一つひとつ取り返しましょう!

病院には行くべき?

風邪をひいたり、どこか具合が悪い時、

あなたは病院に行きますよね?

では、摂食障害は病院に

行くべきなのでしょうか。

 

結論から言ってしまえば、

どちらでもいいです。

 

というのも、

摂食障害に治療薬はありません。

 

また、症状も原因も一人ひとり異なります。

 

では、なぜ病院に行こうと思うのでしょう。

 

考えるべきことは、

病院に何を求めているか?です。

 

よくある3つを取り上げてみます。

 

①診断書

②すぐ治ること

③話を聞いてくれる・わかってくれる相手

 

①診断書

仕事を長期に休むなどで

必要な場合もあるかと思います。

 

②すぐ治ること

短期間で過食嘔吐がなくなるんじゃないか。

そんな気持ちを抱いてしまうのも

自然なことかもしれません。

 

しかし、

「すぐ治る」ことは、

「すぐ元通りになる」ことです。

 

長年抱えてきた摂食障害は、

長年心が無理してきた証拠です。

 

ずっと苦しんできたのは、

心のクセが染み付いてしまった結果です。

 

治るためには、

心のクセを少しずつ修正していく

ことが必要です。

 

クセはすぐには消えません。

それでも一歩一歩、じっくり。

 

病院に行く・行かない以前に、

じっくり取り組む決心が出来ていますか?

 

③話を聞いてくれる・わかってくれる相手

「病院の先生、いい人だけど、

摂食障害のことはよくわかってない」

 

人間的には「いい人」。

でも、あなたの摂食障害の回復については

どうでしょうか?

 

わかってほしい、話を聞いてほしい。

あなたのそんな欲求を叶えてくれる病院は

ありますか?

 

教科書的な知識で、

「わかるよ!」と言われて、

あなたは満足できますか?

 

合う病院・医師を見つけることは難しいです。

 

なぜなら、

実際に受診してみないとわからないから。

 

出身大学などの経歴を見たところで、

摂食障害についての考え方」は

わかりません。

 

摂食障害の苦しさは、

摂食障害になった人にしかわからないのです。

 

万人にとってのベストな治療者はいません。

 

でも、あなたのベストな治療者は

あなた自身で選ぶことができます。

 

①の診断書を除けば、病院以外でも可能です。

 

特に③の "わかってくれる相手" は、

あなたのことを理解している人、

摂食障害になったことがある人

以外では難しいでしょう。

 

先述したように、

摂食障害の苦しさは

摂食障害になった人にしかわからないから。

 

 

いかがでしたか?

 

病院に行く必要性をもう一度、

考えてみませんか?