摂食障害と生理

女性が摂食障害になると、

無月経や生理不順が起こります。

 

それは低体重によるものだけではなく、

体重が回復してもホルモン剤を使わないと

月経が戻ってこないことも。

 

「生理なんてないほうが楽」

「子供は欲しくないから」

「生理になると気持ちも不安定になるから

なくてもいい」

 

わかります、でもこれらは大間違いです。

 

 

~無月経=更年期障害?~

 

「生理不順」「無月経」と聞くと

まだ聞こえはマシですが、

更年期障害」となると

ちょっとドキッとしませんか?

 

そうなのです、

生理がないことは「更年期障害なのです。

 

なので、危機感を持って対応しなければいけません。

 

では、実際にどんな影響があるのでしょう?

症状は更年期障害とほぼ同じです。

 

・ほてり(ホットフラッシュ)

骨粗しょう症

・心臓病、血管系の病気のリスク上昇

 

女性ホルモンには2種類ありますが、

そのうち片方だけの濃度が濃くなってしまいます。

 

ホルモンバランスの崩れにより、

上記以外にも様々な症状が出てきます。

 

例えば、体毛が濃くなる

肌荒れがひどくなるなど。

 

性欲の低下も現れることがあります

卵巣からの排卵がないので、

当然妊娠もできません

 

~治療方法~

摂食障害無月経は、

遺伝疾患などによるものではありません。

摂食障害によって引き起こされたものです。

 

そのため、

摂食障害を治療することにより

月経が再開します

 

じゃあ摂食障害を治せばいいじゃん!

・・・とは言っても簡単には治らないんですよね。

 

なので今回は、

摂食障害と月経の付き合い方

をご紹介します!

 

~月経との付き合い方~

生理が戻ってくると、

月経前症候群(PMS)といって、

心身に影響が出る場合があります。

 

摂食障害では特に

心のバランスも崩れやすいので大変です。

 

まずはどんな症状があるか知った上で

対処法を考えましょう!

 

PMSの症状には、

①身体的症状と、

②精神的症状があります。

 

①身体的症状

・肌荒れ、にきび

・疲れ、だるさ

・むくみ

・眠気

 

②精神的症状

・イライラしやすい

・情緒不安定

・不安や心配になる

・集中力がなくなる

 

残念ながら、

PMSの治療法は確立されていません。

 

しかし、漢方など、

効果があると言われているものもあります。

漢方は薬ではないので、

通販サイトから購入することもできます。

 

また、月経に伴う気分の変化を記録すると

傾向をつかむことができるので、

心持ちが穏やかになります。

 

要するに、

「この数日間だけ耐えれば大丈夫」

「いつものやつだ」と心構えができます。

 

自分の食欲の変化や気分の変化は

摂食障害ではなく生理に原因があるんだ!

と思えば少しは安心できませんか?

 

崩れたホルモンバランスは

簡単には戻ってきません。

 

でも、

摂食障害を治すことによって、

確実に良くなります。

 

綺麗になりたくて、

自信がほしくて、

そう願って始めたダイエットが

あなたからたくさんの大切なものを奪います。

 

でも大丈夫。

時間はかかるかもしれないけど、

必ず良くなります。

 

失ったものは一つひとつ取り返しましょう!