病院には行くべき?
風邪をひいたり、どこか具合が悪い時、
あなたは病院に行きますよね?
では、摂食障害は病院に
行くべきなのでしょうか。
結論から言ってしまえば、
どちらでもいいです。
というのも、
摂食障害に治療薬はありません。
また、症状も原因も一人ひとり異なります。
では、なぜ病院に行こうと思うのでしょう。
考えるべきことは、
病院に何を求めているか?です。
よくある3つを取り上げてみます。
①診断書
②すぐ治ること
③話を聞いてくれる・わかってくれる相手
①診断書
仕事を長期に休むなどで
必要な場合もあるかと思います。
②すぐ治ること
短期間で過食嘔吐がなくなるんじゃないか。
そんな気持ちを抱いてしまうのも
自然なことかもしれません。
しかし、
「すぐ治る」ことは、
「すぐ元通りになる」ことです。
長年抱えてきた摂食障害は、
長年心が無理してきた証拠です。
ずっと苦しんできたのは、
心のクセが染み付いてしまった結果です。
治るためには、
心のクセを少しずつ修正していく
ことが必要です。
クセはすぐには消えません。
それでも一歩一歩、じっくり。
病院に行く・行かない以前に、
じっくり取り組む決心が出来ていますか?
③話を聞いてくれる・わかってくれる相手
「病院の先生、いい人だけど、
摂食障害のことはよくわかってない」
人間的には「いい人」。
でも、あなたの摂食障害の回復については
どうでしょうか?
わかってほしい、話を聞いてほしい。
あなたのそんな欲求を叶えてくれる病院は
ありますか?
教科書的な知識で、
「わかるよ!」と言われて、
あなたは満足できますか?
合う病院・医師を見つけることは難しいです。
なぜなら、
実際に受診してみないとわからないから。
出身大学などの経歴を見たところで、
「摂食障害についての考え方」は
わかりません。
摂食障害の苦しさは、
摂食障害になった人にしかわからないのです。
万人にとってのベストな治療者はいません。
でも、あなたのベストな治療者は
あなた自身で選ぶことができます。
①の診断書を除けば、病院以外でも可能です。
特に③の "わかってくれる相手" は、
あなたのことを理解している人、
摂食障害になったことがある人
以外では難しいでしょう。
先述したように、
摂食障害の苦しさは
摂食障害になった人にしかわからないから。
いかがでしたか?
病院に行く必要性をもう一度、
考えてみませんか?