ほんとは克服したくない?

摂食障害を克服したい!と思う反面、

摂食障害を手放すのが怖い。

 

そう思っていませんか?

 

克服したいけど、

克服するのが怖い。

 

不思議ですよね。

 

普通の人からしたら、

「いや、どっちなの?」

「治ることはいいことじゃん!」

「治ることの何が怖いの?」

 

と、理解し難いと思います。

 

例えばインフルエンザにかかったら。

1日でも早く治って欲しい。

そう思うだけで、

治るのが怖いなんて思わないですよね?

 

ではなぜ、

摂食障害を克服するのは怖いのでしょう。

 

あなたは克服したらどうなると思いますか?

 

みんなから見放される?

食べれるようになってブクブク太っちゃう?

自分が自分じゃなくなっちゃう?

 

私も拒食の頃、こういった不安がありました。

 

だから治したくなかったし、

そもそも治さなきゃいけない理由すら

わかりませんでした。

 

痩せていなきゃいけない

痩せが全て

 

そう思い込んでいたから。

 

やっとの思いで手に入れた痩せを

どうしても手放したくなかったのです。

 

痩せすぎて、ガリガリで、ほねぼねしくて、

みんなから羨ましがられるスタイルとは大違い。

 

でも当時の私は、それに満足していました。

 

そう。

 

痩せが全てだったから。

 

 

でも、実際に体重が増えてわかったのは、

この不安は勘違いだった

ということです。

 

体重が増えても、

みんなから見放されることはありません。

ブクブク永遠に太り続けることもありません。

あなたはあなたのままです。

 

しかし、痩せているままでは

このことに気付くことはできません。

 

私もちゃんと体重が戻ってからやっと

気付くことができました。

 

 

考えてみてください。

 

これがあなたの本当に望む人生ですか?

 

食べ物のことだけを考えて、

カロリーのことだけを考えて、

体重という数字に縛られる人生が。

 

きっと違うはずです。

 

長いこと痩せにしがみついていると、

普通がわからなくなります。

 

私たち人間には適応能力があるから。

 

なのでこれはしょうがないこと。

 

決してあなたは悪くありません。

 

でも、普通に戻していくのには

"ちょっとだけ"頑張らないといけないのも

事実です。

 

今はまだ、

痩せを手放すのが怖いかもしれません。

 

でも大丈夫、

1人で頑張る必要はありません。

 

そしてもうひとつ、

治療は早ければ早いほどゴールも近い

というのも事実です。

 

もう手遅れ、、、

なんてことはありません!

 

克服したい!その気持ちに素直になれたことが

克服への大きな一歩なのです。