入院するべき?
病院に行くべきかどうか、
というのは以前お話しましたので
そちらの記事を見ていただければと思います。
そして今回は、
1年3ヶ月間入院生活をしていた私が感じた
入院するメリットとデメリットを
お話していきます!
ではまずメリットから。
①環境の変化
過食嘔吐はとても環境に依存しやすいです。
そのため、入院して環境が大きく変わることで
症状を抑えることができます。
仕事や学校に支障が出るほどに
過食嘔吐がやめられない場合は、
1回お試しで入院してみて、
環境を変えてみるのもいいと思います。
ただし、退院して環境が戻ると
再発してしまうことがほとんどです。
そのため、根本的な治療ではなく、
「吐かないでいられる」という経験のため
と考えてください。
②食事管理
病院では食事が管理されるため、
過食につながることがありません。
そのため、
「ちゃんと食べても太らないんだ」
「吐かなくても大丈夫じゃん」
と気付くことができます。
では次にデメリット。
①お金がかかる
当たり前ですが、
入院するのにはお金がかかります。
摂食障害の入院治療は決して短くありません。
入院期間の目安ですが、
食行動の是正が目的の場合は通常2週間、
体重増加が目的の場合ら目標体重に達するまで
の入院期間を設けることが多いです。
期間が長くなればなるほど
当然金額も大きくなります。
②根本的な治療は不可能
メリット①環境の変化 でもお伝えしましたが、
退院すると再発する場合がほとんどです。
摂食障害の真の原因は心にあります。
そのため、短期間の入院で完治することは
ほぼ不可能です。
入院が必ずしも悪いとは言いません。
上記にもあるように、
もちろんメリットもあります。
しかし、根本的な治療となると長期戦となり、
仕事や学校、そしてなにより
金銭的に大きな負担がかかります。
仕事や学校を長期間休むのは難しい、
金銭的にそんな余裕ない。
そんな理由で治療を諦めてほしくありません。
摂食障害は人生を狂わせます。
しかし、治療をすれば
必ず良くなります。
その治療方法は入院だけとは限りません。
大切なのは、
あなたに合う治療方法、治療者を見つけること
なのです。
・知識のある医者
・医者ではないけど摂食障害経験者
あなたのその苦しさを理解してくれるのは
どちらだと思いますか?