〇〇体重

標準体重、理想体重、目標体重、

美容体重、モデル体重・・・。

 

たくさんの〇〇体重があって、

結局どれがいいの?!って

わからなくなりますよね。

 

結論から言ってしまえば、

正解はありません。

 

私の思う適正体重は、

 

・毎日生きづらくない

・無気力にならず、疲れにくい

・頭の中が食べ物に支配されない

・生理がある(女性の場合)

 

そしてその体重は、性別や年齢、

体質、骨格などによっても変わるため

一概には言えないのです。

 

ダイエットを始めるとき、

あなたは目標体重を決めますよね?

 

その目標はなにを基準に決めましたか?

憧れのモデルさん?

スタートから-〇kg?

それとも、なんとなく?

 

 

標準体重というのを知っていますか?

 

次のように求めることができます。

 

身長(m)×身長(m)×22

 

例えば、身長が160cmの場合は、

1.6×1.6×22=56.32kg

標準体重ということになります。

 

なぜ22をかけるのかというと、

肥満指数を表すBMIの理想的な値が

22だからです。

 

BMI22は統計上、

最も病気になりにくい

という結果が出ています。

 

私の場合、

ダイエットを始めた時の体重は45kgでした。

 

身長155cmなので、標準体重は52kg。

 

そう、ダイエットを始めた時すでに、

標準体重より7kgも少なかったのです。

 

でも、その頃の私は標準体重なんて

知るわけもなく、目標体重は40kg。

 

なにを基準に決めたかって?

ただ、なんとなく、キリがいいから。

 

そして、いざ40kgになると今度は38kg、

それが達成できると35kg・・・

 

どんどん体重減少に歯止めがきかなくなり、

最終的には30kgを切りました。

 

 

ダイエットにおいて

体重の減少はとても重要です。

 

しかし、

ただ体重を落とすだけでは、

自分の健康を害しているのと

何も変わりありません。

 

一言に「ダイエット」と言っても、

普通の人と摂食障害者では

目的や意味が大きく異なります。

 

後者におけるダイエットは、

とにかく体重を減らすこと

それ以外の何ものでもないのです。

 

 

過食嘔吐がやめられなくてつらいのなら、

勇気を出して吐くのを我慢してみてください。

 

体重は少し増えるかもしれません。

 

でもその栄養は

身体が欲しがっているものです。

 

今までたくさん頑張ってくれた身体に

栄養というご褒美を与えてあげてください。

 

 

摂食障害の人にとって体重が増えることは

この世の終わりみたいなもの。

 

私も拒食時代はたった0.1kg増えただけで

「もう自分はダメだ、死にたい」

そんなことばかり思っていました。

 

しかし、数字ばかりに目がいってしまうと

身体の声を聞けなくなり、身体だけでなく

心までボロボロになってしまいます。

 

1kg増えようが2kg増えようが、

ましてや5kg増えようが、

 

あなたという存在価値は

変わりません。

 

今は体重が増えることを

受け入れられないかもしれません。

 

でも、実際に少し増えてみたら、

「意外と大丈夫じゃん」ってなるはずです。

 

少しずつで構いません。

体重から縛られない人生変えていきませんか?